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真の敵は中国にあらず 国防弄ぶ「民意」を追う#元記事→■
7月9日、防衛省幹部に念押しされ、沖縄本島北部の東村に向かった。海兵隊のジャングル訓練で知られる米軍「北部訓練場」に近い高江という集落では、ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設をめぐり工事車両の通行を阻む激しい妨害行為が続いている。
生まれも育ちも高江の50歳代の男性がインタビューに応じてくれた。
「過激な妨害活動をしている住民は、ごく一握りにすぎません」
高江には50世帯ほどが居住しているが、過激な妨害活動を行っているのは3世帯だけだという。ところが工事が始まると50人ほどが集まってくる。
「本島中南部や県外から来ているんです」
反対運動の現場に行ってみた。訓練場の外周にバリケードや車両が置かれ、工事車両の出入り口が封鎖されていた。
監視するようにイスに座っていた男性に「どちらからですか」と聞いた。
「わし? 大阪やけど」
この人には、ほかに帰るべき家がある。