№740 「10兆円の大盤振る舞い」
米国のグリーンスパン前FRB議長は「100年に一度の経済危機であり、1929年以来の大恐慌になるかもしれない」と警鐘を鳴らしています。それに対する麻生政権の目玉政策は、総額2兆円規模の定額給付金というバラマキしかありません。 「外交の麻生」というキャッチフレーズも虚しく響きます。 その焦りから、国際社会においてもバラマキ政策で存在感を示そうとしています。 その象徴的事例が、10兆円の資金を国際通貨基金(IMF)に拠出する方針を固めたことです。 IMFの資金規模は全体で約32兆円です。今回日本が10兆円出せば、一気に28.6%までその比率がはね上がります。なぜ、日本だけ突出して大盤振る舞いしなければならないのでしょうか。 むしろ、世界1位の借金大国であることを強く自覚し、分相応の国際貢献にとどめるべきだと思います。そして、何よりも非正規雇用労働者、働く貧困層、障がい者、高齢者、母子家庭、中小零細企業など年の瀬に生存権が脅かされている人々の救済こそ、最優先に取り組むべきだと思います。 米国の次期大統領は言葉に力がある「バラク・オバマ」さん。日本の首相は言葉がすべる「バラマキ・オバカ」さん。困難な時代に最もふさわしくない人物が総理大臣になってしまいました。
平成20年12月7日 野田よしひこ
#元記事→ ■↓せいけんこうたい↓ 600億ドル拠出、正式合意=日本、欧州危機でIMF支援
日本政府と国際通貨基金(IMF)は12日、欧州債務危機封じ込めに向けてIMFの資金基盤を強化するため、日本が600億ドル(約4.7兆円)を拠出することで正式合意した。
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