一つの群れの中で何年も頑張り続けると、
ある瞬間から――例えば何かやり遂げたことをきっかけに
急にまわりの評価が、
どうでも良い人→注目に値する人
に変わることがあるね。
あるいは、先輩と後輩の数のバランスが逆転した瞬間に
そういうことが起こるのかも知れない。
……で、そうなると、支持を得る得ないは別として、
とりあえず周りが自分の意見に耳を傾けるようになるので
誤解を受けることが減ったり、作業が楽になったりする。
そうなると、その群れはとても居心地の良いものになるのだけど
それってとても危険で、たまに他の群れの空気に触れるなどして
常に客観的に自分を観察出来てるかチェックしておかないと
いつの間にか、群れを離れると何も出来ない、惨めな老害へと
成り下がっていることに気付く。
調子の良いときこそ、調子に乗らないことが大事なんだな。
――ちなみに、今の自分の、調子が良い訳ではない。