出るわ出るわ

朝日新聞、批判メディアに抗議撤回し謝罪

　朝日新聞社は、東京電力福島第１原発事故の吉田昌郎元所長の聴取結果書に関する記事を取り消したことを受け、この記事を批判する報道をしたなどとして抗議していたジャーナリストやメディアに対し、１３日までに抗議を撤回し謝罪した。同日付朝刊で明らかにした。

　謝罪の対象は、ジャーナリストの門田隆将氏と週刊ポスト（小学館）、写真週刊誌「ＦＬＡＳＨ」（光文社）、産経新聞社。

　いずれも、朝日新聞の５月２０日付朝刊の「所員の９割が所長命令に違反し撤退」との記事を「事実を曲げた」などと批判していた。同社は門田氏と３社に抗議文を送り、紙面で報告していた。

　門田氏によると、１２日午前に朝日新聞社の広報部長から電話があり、「抗議文を撤回します。申し訳ありませんでした」などと謝罪を受けた。後日、直接面会して正式な謝罪の機会を設けることになったという。