気になったことを取り上げています。
〈本の紹介〉「民族文化財を探し求めて」慧門著・李一満訳#元記事→■
以前、作家の五木寛之さんにインタビューした時、文化財の略奪について語っていた言葉が記憶に新しい。日本の美術館、記念館、庭園には、様々な文化財が展示されている、としたうえで、「例えば、植民地時代の平壌で日本側の工兵隊まで動員して古墳をダイナマイトで破壊し、大学の教授らが学術調査の名目で墓を暴いていった。その出土品を手柄のように日本へ送ったという事実があります。これは中途半端なことではありません。奪われた側の記憶の根は深いのです」と。