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産業ガス最大手の大陽日酸がロシア国営と提携#元記事→■
背景にディズニーから風船を奪った世界的ヘリウム不足
産業ガス最大手の大陽日酸は20日、ロシアでヘリウム開発に乗り出すことを明らかにした。米国の100%子会社を通じて、ロシアの国営天然ガス企業と提携するもので、2018年に生産を開始する計画だ。
今回の提携の背景には世界的なヘリウム不足がある。11月末に東京ディズニーリゾートが風船の販売を休止したことが話題になったが、これは風船に詰めるヘリウムガスの調達が困難になったからだ。事態は悪化し、今はディズニーにとどまらず、街の風船業者もヘリウムガスの入手が困難になっている。英国では「今年のクリスマスシーズンはヘリウム風船を禁止すべき」と主張する化学者まで現れている。